シーズンビジュアル制作の舞台裏
はじめまして、リーダーの杉山です。
今回は、2025-26 Fall/Winterシーズンビジュアルの制作現場から、普段なかなかお伝えできない撮影の舞台裏をお届けしたいと思います。
テーマ設定の背景 - "あたらしい毎日を歩く"
シーズンテーマ「あたらしい毎日を歩く」は、普段わたしたちが大事にしていることを、いろいろな「歩く」シーンにこめています。
街を歩く、自然の中を歩く、時には知らない道を探検してみる。
そんな日常のあたらしさに寄り添える靴を提案したい——そんな想いから、このテーマが決まりました。
表紙撮影エピソード
ロケ地は、自然豊かで多様な表情を見せてくれる富士五湖周辺。
表紙の写真は、早朝5:30頃に撮影したものです。
自然の中での撮影は天候に左右されることもありますが、この日は自然が私たちの味方になってくれました。
西湖特有の朝もやをバックに、幻想的な風景を撮影することができました。
日の出始めの限られた時間で、何度もポーズやカメラの角度や距離を調整していきました。
撮影シーンごとのエピソード
Blundstoneとの自然散策
「自然を感じ、しなやかに歩く。」をテーマにした撮影シーンでは、Blundstoneのブーツを採用しました。
オーストラリア生まれのこのブランドが持つ、タフでありながら上品な佇まいが、富士五湖の自然の中で美しく調和していました。
撮影中に印象的だったのは、落ち葉を踏む音。
思いのほか心地よい音色で、「歩く」というテーマにぴったりでした。自然の中で実際に歩くことで生まれる、リアルな表情や動きを大切に撮影しました。
VEJAと山中湖湖畔の建築美
「新しい場所を、楽しんで歩く。」をテーマにした撮影シーンでは、VEJAのスニーカーを採用。
湖畔の現代建築をバックに、フランス生まれのサステナブルスニーカーブランドらしい、モダンで洗練された風景での表現を心がけました。
ちなみにこの撮影で背景に使用させていただいた美しい建築物、普段はサウナ施設として営業されています。
サウナで汗をかいた後は山中湖を眺めながらクールダウン——なんとも贅沢な時間を過ごせる場所です。
施設情報:
施設名:CYCLE
ご興味のある方は、ぜひ一度足を運んでみてください。
最後に
この制作を通じて改めて感じたのは、靴は単なるファッションアイテムではなく、わたしたちの「あたらしい毎日」を支える大切なパートナーだということです。
皆さまにも、お気に入りの一足と一緒に、いつもとは違う道を歩いてみていただけたら嬉しいです。街の小道、公園の散歩道、自然の中のトレイル——どんな場所でも、きっと新しい発見があるはずです。
これからも、皆さまの健やかで豊かな毎日に寄り添える靴をご提案していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
リーダー/杉山
